知っておくと得する会計知識⑦ 減価償却の概念は、鉄道から生まれた

みなさんお疲れ様です。今日は、ダブルバトルのハイパー級(実力が同じ人と対戦する階級のようなものです。)でしのぎを削りやっとマスター級に上がりました。

 

さて、今回のテーマは、減価償却について、会計で難しいとされる領域ですが、基本を押さえればそんなに難しい概念ではありません。

 

要約しますと「減価償却」とは、次の点にまとめられます。

 

①利益を生み出す高額な機械や設備を数年に分けて計上していく。

②①の機械や設備は、使用すればするだけ劣化していくという考えのもと金額を調整し   て帳簿に記帳する。(車がイメージしやすいと思います。車は使っただけタイヤやエンジンの性能が落ちますよね!)

③価値が下がるということを金額で表すための概念。

 

ちなみに減価償却という記帳上の技術は、産業革命とともに生まれました。

産業革命というと、機械のイノベーションばかり注目されがちですが、会計の分野でも革命が起こったのです。

 

表題にある通り、鉄道の誕生により、生まれた概念です。鉄道はレールや車体と初期投資に莫大なお金がかかります。それに加えて、何度も運行していくと鉄が劣化していきます。

 

この新たな産業「鉄道」の分野を会計で表すために生まれた概念なのです。