こんばんは3連休ですね!野球ではクライマックスシリーズが盛り上がっております。
西武はここ数年全くCSに出ることができていないので、寂しい限りです。
はいということで今回は読書の内容でおもしろいというか日本の大学がなぜ自然科学系の学部を持たないと経営が厳しくなるかを物語る制度を紹介します。
それは間接経費制度です。会社ではオーバーヘッドという言い方もします。
さてこの間接経費とは何かということから定義しますね。この間接経費を理解するうえで直接経費の知識も必要なため、下記の示しますね。
「直接経費」・・・競争的研究費により行われる研究を実施するために、研究に直接的に必要なものに対し、競争的研究費を獲得した研究機関又は研究者が使用する経費。
「間接経費」・・・直接経費に対して一定比率で手当され、競争的研究費による研究の実施に伴う研究機関の管理等に必要な経費として、被配分機関が使用する経費。
まず直接経費から 研究をする際にはお金が必要ですが、この研究を実施するのに直接使用する研究機器や用具を購入する経費、旅費を直接経費と呼びます。
裏を返せばその研究目的以外には使用してはいけない経費です。
研究室の整備などに直接経費は使用してはいけない決まりになっています。
そしてここからが今回のテーマである間接経費の説明です。
この直接経費に付随してつく経費が間接経費です。この間接経費は基本自由に使っていいお金です。基本は光熱水料や建物の修繕、研究室の整備などに使用できます。
この間接経費が大学運営と何で関係があるのか?
この間接経費は使途に制限があまりないわけですから大学の運営経費に回せるのです。運営費交付金がどんどん減ってきている仲、この間接経費がつく研究費獲得はしのぎを削っているところがほとんどです。
そして間接経費は赤文字の通り、一定比率で手当とありますが直接経費の30%の金額の研究費がほとんどです。
ということはこの直接経費の金額が大きければ大きいほど間接経費の金額も上がるということで自然科学の方が研究費の金額が高いものが多いですから、自然科学系の学部を持たない大学は厳しくなるのです。
世の中というのは色々な仕組みがありますね・・・
私も本を読んでこういう仕組みになっているのかと驚きがあります。
それではまた!