おはようございます。私の復職の日が6月2日からになりました。
来週嫌な会社に電話した復帰日を伝えないといけません。憂鬱ですね。
さて、気持ちを切り替えて今回書評してくのは「日本の国会議員 政治改革後の限界と可能性 中公新書」です。
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連日のニュースを見ているとお米買ったことありませんで炎上するなど本当にこの人たちは国民のことを考えているのかと思いますが、一応日本の選挙で選ばれた代表者なので、その国会議員について知ることは大事だと考えます。
それでは書評いきます。
①国会議員になるにはとにかくお金がかかる。
日本の選挙に出馬するには、供託金というものがあり候補者の乱立を防ぐための制度があります。小選挙区であれば300万円、比例代表は600万円(重複立候補する場合は300万円)とかなりの金額が要求されます。
この金額を支払っても一定の割合の票数を集められなかった場合は没収になります。
ハードルが高いですね。それに加えて他の選挙運営費などもかかるので、とにかくお金がかかることが本書には詳しく記載されております。
②秘書の体制についての記述が新鮮
日本の国会議員に選挙で当選して無事になれた後にも当然お金はかかり、また政治活動をする上でかかせないのが秘書の存在です。国会議員も毎日忙しいということでスケジュール管理などを秘書が行います。
この秘書制度の詳しい記載があるのも本書の特徴だと思います。
③国会議員とその周りの経理関係の内容が網羅されている。
若干①と被りますが、政党への交付金や企業献金などの内容が詳細に記述されています。パーティ券の話なども見物です。
この本を読んだ印象は、選挙ってお金持ちしか出馬すら許されない世界なのだなということ。また我々の支払った税金で政治をするのですから、良い国造りをしていただきたいと願う私でございます。
