こんにちは もうすぐ5月も終わりですね。来週から復帰だと思って会社に連絡をしたのですが、何かとりあえず診断書を出して手続きをして、産業医から面接を経て復帰ということで、少しニート期間が増えそうなうれしい誤算。
ニートタイムを満喫するために、午前中は大量に本を購入しに行きました。
書店を見ていて、そういえばこの本良かったからもう一度読みたいと思って買った一つに「サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 (中公新書)」があります。
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※サイトを見た感じ上記の中古の楽天が一番安いですかね・・
私は新品を買っちゃいました。
読み直していますが、会計業務に習熟してきたらなおその内容がささるようになりました。
サラ金の歴史というタイトルですが、金融機関の本質である「信用」を学術的に分かりやすく説明していることに本書の良さがあります。
サントリー学芸賞受賞や新書大賞社会・風俗部門1位をとるだけの内容があります。
バランスがいいのです。新書だから読みやすく、それでいて学術的にも価値のある。
まあ私の中公新書びいきの理由です。
それでは印象に残ったことおよび書評していきます。
(私の奨学金エピソードも)
金融の本質は「信用」
これはどの金融の本を読んでいても思いますが、根底にあるのは信用です。
信用があるからお金を銀行は貸すのです。なので、あんなに融資の条件が厳しいのです。(銀行から金を借りたことないですけど・・・)
奨学金は無利子で貸してくれるなんて破格ですよあれ なんの信用もない学生にあれだけの利率(2種でも)で貸す金融機関なんてないです。
奨学金返せないは完全に甘えです。返せないなら大学やその他専門学校に行く意味がないし、払えない場合はきちんと書類を出せば日本学生奨学生支援機構は待ってくれます。(きちんと申請すれば延滞利息なしという破格の条件)
僕は4年間お金を借りて行くだけの価値はありましたね。優秀でとても優しい友人に出会えたことと自分程度の人間が小学校の教壇で先生できたことが奇跡のようです。
話が自分語りになってすみません。サラ金(正式名称)サラリーマン金融と信用
一見高利で貸して矛盾するようですが、この消費者金融というのは、貧民窟にその原点があります。
貧民窟で男たちが優越的地位を得るために金を貸す。なぜ貸すのか?
それは金を貸すことで一般社会では得られない自分のプライドを確信するためです。
貧民窟にいるということは、お金がないということで社会的に成功しているというわけではありません。そして、男というのはつまらないプライドや見栄をはるのが本能的に刷り込まれているのでしょう。お金を貸すという行為で優越感を得るわけです。
しかし、お金を貸すなという名言の通り、当然踏み倒す人間が必ずいます。
じゃあなんで踏み倒されるリスクをしかも貧乏のお金がない男が貸すのか?
それは踏み倒されるリスクを顔見知りや兄弟に貸すことで、回収を確実に行えるネットワークが構築されていたからです。
これも一種の信用です。他の詳細は本書を読んでください。
(これで1章分ですよ・・・いかに内容が濃密で本書がおもしろいかが表現されています。)
今思えば平日の子どもの頃にプロミスやリボ払いを平均で明るくコマーシャルを流していたのが恐ろしいですよね。やっぱテレビ業界って本当にやばいのでしょうね・・
大人になってから気づく現実・・・
それではまた!
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