水野五郞のブログ

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書評「東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて (岩波新書) 」 官展の権威性と美術作品の評価をめぐっての争いが印象的

おはようございます。朝目が覚めてしまいましたね。

とりあえず木曜日に産業医との面談を経て復職ということで、しばらく職場に行っていなかったのでドキドキしております。(嫌な意味で)

 

さて、今回書評していくのは東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて (岩波新書) 」


 

 

東京美術学校とは、現在の東京芸術大学の前身にあたる学校になります。

 

www.geidai.ac.jp

東京大学よりもある意味入学するのが難しいと言われている東京芸術大学

その前身である東京美術学校の歴史が分かりやすく読みやすいのが本書となっております。

それでは書評していきたいと思います。

 

①画法や作風、技法などの評価の争いがすごい。

きっと今もこんな感じなんだろうなという想像ができますが、芸術品を評価するにあたって争いみたいなのが起こってきた歴史が書かれております。


○○派など 絵に限らず何かを評価するというのは基準が必要ですからその基準をめぐって対立するのが美術作品に限らず・・なのかもしれません

 

ゴッホの絵は生前あんまり売れなかったみたいな感じですかね
芸術はよく分からないというのが私の結論ですが、東京美術学校を歴史で捉えている本は芸術がよく分からない人でも一つの学校の歴史として読みやすい本となっております。

②官展の権威性がすごかった

現在の芸術界にコンクール等があるように当時もコンクールや〇〇絵画展などが開催されていたことが本書からも分かります。


とりわけ権威性のある 格の高かった展示会が官展 すなわち国がお墨付きを与えたものが当時の芸術家たちにとっても一種の評価になったことがしめされています。

 

①に関連しますが、絵を評価するということはそれを何かしらのものさしで測って入選等を決めるということで、この官展に納得がいかず自分たちで芸術団体を作りあげた話なども興味深かったです。

 

しかし、国が権威を与える官展が結局は一番ということで日本という国はあいかわらず官が優位な国だなぁ・・とつくづく感じました。

 

 

こんなところですかね。芸術に興味ない人も大学の歴史読み物のように読めるので、とてもおもしろかったです。大学教授って本当ぶっとんでいますよね・・・

それではまた!

 

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