こんにちは 6月というのに暑いですね。本当に地球温暖化がやばいので、何とかしないといけないレベルに来ていると思います。
何とかしたいですが、世の中は物価高ということで本日会社の電気料の振替処理をしたのですが、昨月と10万円以上上がっていましたね。一月で。
今年も猛暑ですから、これから光熱水料だけで会社は厳しいのだろうなということが伝わってくる本日でございました。
さて、今回書評していくのは「世界の教育はどこへ向かうか-能力・探究・ウェルビーイング 中公新書」です。
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教育というのは未来に対する投資でございます。お金がかかるし非効率なのが当たり前なのです。市場の論理を持ち出すとおかしくなってしまうので、バランスが大事だと個人的に思っています。
それでは、印象に残っているところ等を書評していきます。
①日本の教育はシンガポールが評価していたり、国際順位をフィンランドなどのPISA上位国が順位を落とす中、ようやりすぎとるレベル
もう僕は声を大にして言いたいのですが、日本の義務教育は世界トップクラスに結果を出している分野の一つです。
これだけの難しい時代に子どもたちの学力をしっかりつけられる日本の先生方の優秀さはもっと認められるべきだし良い待遇を受けるべきだと思っています。
実際中国は教師の待遇が良くなって人気職業になってからアメリカをしのぐほど科学技術論文の質が高まっていますから
日本の教育はダメだというアホを僕は全く信用しません。
実際本書でも述べられていますが、シンガポールなどは日本の学習指導要領の精選できているところ(内容を減らすこと)をものすごく評価しています。
ダメなのは高等教育です。
また掃除なども台湾や日本をまねして逆輸入するなど日本の教育を一番評価しているアジアの国がシンガポールです。
(掃除を自分たちでするのはめちゃくちゃ高評価らしいです。親含めて)
また、一時期フィンランドの教育が大流行しましたが本書ではその後PISAの順位低下に悩まされていることが取り上げられておりました。
現場からしても何で前回のPISAで高評価だったかが判断できないらしく、
一時期のブームを不思議に思っていたそうです。
まあPISAはあくまで1回のテストなので、そこを重視しすぎると本質を見落としますが・・・
②子どもの自主性や興味を尊重するという建前はいいけど、実際に算数や数学の能力で高いスコアを出している国は、取り組ませている国が軒並み結果を出している。
子どもの自主性に任せる。言葉面はいいですが、子どもというのは視野が狭いですから自主性と放任は表裏一体の関係です。
それは学習も一緒。子どもが自分から興味を持って割り算や面積を覚えたい、物理学をやりたいと思うでしょうか?
子どもの自主性に任せるということは子どもが自分の興味のある分野しか取り組まないというある意味可能性を狭める側面もあるわけです。
実際算数・数学で点数が高い国は総じて算数や数学が自分は苦手だと思っている傾向にあります。逆に自分は得意だと感じている方が点数が低いという自己と客観性の乖離があることを本書では説明しております。
義務教育段階は強制的に九九を覚えさせる、宿題をさせるなどやはり先生が主導でするべき点が多いと思います。
自主性とかは高校生や大学生になってからでいいのです。
こと学習に関しては、自分の嫌いだけど知らないことや価値観を知るために何でもやってみることが大切だと思っています。
こんなところでしょうか。もう僕が教育に関して思うのは学校の先生を大切にしない国は終わるということ。これです。
色々な視点を与えてくれる本なので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか
