暑いですね・・・ 地球温暖化がやばいところまで来ているので何とかしてもらいたいものです。本日も午前までの勤務でございました。
6月中は半日勤務ということできるうちに書くものは書いておかなければいけませんね。
今回書評していくのは「満鉄全史 「国策会社」の全貌 (講談社学術文庫)」です。
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満州事変が関東軍の暴走でとんでもない方向へ突き進んだのは歴史の教科書通りです。満州は日本が植民地とした地域です。
日本は侵略戦争をしたら、必ず手痛いしっぺ返しを喰らうことは白村江の戦い、豊臣秀吉時代の朝鮮出兵、満州事変と教訓ばかりでございます。
昔日本の植民地であった満州で経営されていたのが満州鉄道という会社。
その会社の歴史について、分かりやすく説明されている良書でございます。
名前は会社とつきますが、軍部、政治、経済、現地の人の抵抗と複雑な利害関係が錯綜して経営が難しかったことが本書では書かれていますね。
それでは書評していきます。
①満州鉄道という名前だが行った事業は製鉄事業や製油事業、肥料事業など多角化経営であった。
これは今のJR各社に似ている構図ですね。JRと名前はつくけどJR九州のように不動産で稼いだり、JR東海が公告で稼いだりと戦前も鉄道会社は意外と他事業で利益を獲得しようと努力したことが伝わってきます。
むしろ鉄道事業は、政治的な権利を獲得した延長に過ぎないという立場を社長であった山本条太郎という人が見抜いていました。
彼に唯一無かったのが運だったということからも経営者としての素質は抜群だったことが伝わってきます。
②あの松岡洋右が深くかかわった会社
よく戦犯中の戦犯として毀誉褒貶の評価で名前が上がる彼が深くかかわった会社です。(気になる方はWikipediaを まあ変わった方ですね間違いなく)
彼は外務省の役人ですが、役人にはあまり向かない性格だったのでしょう。
満鉄経営というある意味ルールや掟に縛られない組織での活動を重視したことが書かれていますね。
こんなところでしょうか 会社とはつくけど政治的な要素や諸外国からの抵抗(侵略しているので当然ですが)から難しい運営を行ってきたことが詳細に記述されております。
組織というのは上手くいかないなぁと痛感させられる本になっております。
気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか


