おはようございます。水野五郎です。
本日14時に退職する会社に辞表を書きに行かないといけないのですが、
なかなか寝付けず・・・
せっかくなので、ブログを書いてからひと眠りすることにします。
今回書評していくのは、「ウクライナ 通貨誕生 独立の命運を賭けた闘い」です。
ウクライナ 通貨誕生 独立の命運を賭けた闘い (岩波現代文庫 社会334) https://t.co/3QmVLTdmZB
— 水野五郞 (@mizugoro0489) 2025年12月8日
この本すごくおもしろい。
ここ最近で一番読み応え自分の中である本#読書 #読書記録 #Amazon @Amazonより
SNSの方でも呟きましたが、
標題の通りここ最近読んだ本の中で一番おもしろかったです。
ロシアとウクライナの戦争はいまだ終結に道筋が見えない状況です。
早く終戦することを私も願っております。
戦争というのは、正義VS正義のぶつかり合いだから簡単な構図じゃないんですよね。そのことを本書からも痛感させられましたね。
そして、戦争になる前というのは必ず何かしら経済的な動きやトラブルがあるのを痛感できる本になっています。
それでは印象に残ったところをピックアップしていきます。
①通貨の源泉は「信用」だということ。
本書は書名の通り、ウクライナの通貨や金融制度を一から造りあげていった著者の方の経験などを踏まえて書かれたものすごく良い本です。
この本を読んで思うのは、金融や通貨って根底には「信用」があるということ。
我々日本人は「円」を使っていますが、あのお札はちゃんとそれがどのお店でも決済として使用できる「信用」が国民の中にあるからこそ、通貨として流通しているのです。
これを再度痛感させられる本でしたね。
ウクライナでは独自の通貨とクーポンを発行してロシアから独立した際に使用する貨幣制度を採用したのですが、これが上手くいかなかったことが書かれています。
ようはウクライナが発行する独自の通貨とクーポンよりも独立前に使用していたロシアの通貨を重宝する。
国民が交換したがらない=信用がないため、経済が機能しなかったということが雑にまとめると本書は書かれています。
私はビットコインを全く信用していないので、それと同じイメージでしょう。
現金とビットコインを交換してくれと言われても嫌だとなりますもんね。
それと同じ構図です。
なのでウクライナとロシアは経済的にも密接な関係にあるのでなかなかうまく行かない。
そしてそのうまくいかないことが国民の不満になって今の戦争になった経緯が丁寧に分かりやすく描かれています。
②今までの慣習を変えるというのは容易ではないということと立場が変われば自分が汚職をするようになってしまう人間の弱さ。
ロシア誕生前のソ連は共産主義ですから、計画経済が採用されておりました。
その慣習が足を引っ張ってなかなか上手くいかないことが本書では書かれていましたね。
計画経済は見た目だけよくするために統計が全く役に立たなかったことが書かれております。
上から示された基準さえ達成すれば後は手を抜く。コスト意識に欠ける。
日本でも年度末に官公庁が予算執行のために無駄な支出をするようにソ連でもそれと同じような構図で回っていたわけです。
共産主義が上手くいかない理由の全てが詰まっていますよね。
その習慣を変えるのは一朝一夕にはいかないわけです。
人間というのは基本怠け者ですから。
一度楽を覚えると手を抜くというのはもう人間の性なんですね。
そして、いざ独立しても自分の立場が変わると汚職される側からする側になるという人間の弱さが書かれています。
③教育の大切さ
なぜ経済の本で教育なのか?という話が出ますが、もう本当人間教育をしないとただの動物ですから。
共産主義の考えで教育を受けるとコスト意識に欠けるので、競争力がなくなって国の力が弱くなるということを痛切に感じましたね。
だから教育って本当大事なんですよ。
こんな感じですかね。最近読んだ本の中でぶっちぎりで読み応えがあっておもしろかったので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

