お疲れ様です。チェコ代表応援したくなりますねぇ
社会人がスポーツをがんばる。かっこいい・・・
さて、今回のテーマは、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」について
通称プロ倫、マックスウェーバーが書いた本です。
この本は、読解力の向上と西洋文化の背景(キリスト教)の力がつく良書だと思います。文章からへの西洋の憧れや読後の爽快感は随一だとおもいます。(マルクスの資本論はクソ)
簡単に要約すると、カトリックとプロテスタントがキリスト教には存在しますが、プロテスタントの方が経済的に成功するということを実証している本です。
この本をおもしろくしてるのは「予定説」の解釈でしょう。
予定説は、「あらかじめ人の運命は生まれたときから決まっている」とこの本では捉えます。プロテスタントは、予定説を採用しています。カトリックは、その逆。
でも普通なら。あらかじめ人の運命が決まっているなら努力は無駄だからプロテスタントは経済的に成功しなくね?と考えます。むしろカトリックのほうが運命決まっていないのだから成功しそう・・・
ウェーバーは、この考えは違う!というスタンスを取ります。
予定説があることにより、自分は神から選ばれた人間であるということを確信するために労働に励むと言います。カトリックはむしろ祈るだけだから労働に力はいれないということです。
この労働に勤勉に励むことが、いわゆるプロテスタンティズムの倫理と定義されます。
ただ、時代を経るにつれ、この倫理は堕落するとウェーバーは言います。
なぜか?それはお金を儲けることでこの勤勉で崇高であった倫理は、ただ金を得ることだけを目的とする人が出てくるために資本主義の精神(金稼ぎ)のみに変わってしまうということを書いてます。
かなり雑に要約していきました。まあつっこみどころはたくさんあって批判の多い書物ですがロジックの組み立てが上手いことと予定説の意外性が良書とされる理由です。
まあ、プロテスタントを賛美した自画自賛の書とも言えますが。。。