水野五郞のブログ

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書評「バチカン株式会社―金融市場を動かす神の汚れた手」宗教と権力にはお金が集まるということが分かり、読んでいてスリルがある本です。

おはようございます。水野五郎です。
日本は各地で梅雨入りのニュースが入っております。

 

どうしてもジメジメして嫌な季節になりますね。

 

さて、気持ちを切り替えて今回書評していくのは「バチカン株式会社―金融市場を動かす神の汚れた手」という本です。

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イタリア司法当局は9月21日までに、ローマ教皇庁(バチカン)の活動資金を管理運用する「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)が、巨額の資金洗浄を行っていた疑いがあるとして、ゴッティテデスキ頭取らに対する本格的な捜査に乗り出しました。

教皇庁のとある要人から、いまだかつて世に出たことのない膨大な機密文書を託されたからでした。

教皇庁の要人とは、レナート・ダルドッツィ師(1922〜2003)です。

バチカンの行政機関である国務省の顧問として、20年以上にわたって教皇庁に仕えたダルドッツィ師は、1980年代以降、バチカン銀行を中心とする不正金融操作の実態を目の当たりにしてきました。

そして、世を去るまさにその間際、ダルドッツィ師はみずから収集した4,000点以上もの内部資料をスイス南部の田舎町の農家に隠し、右派新聞の敏腕記者として名を馳せていたヌッツィ記者だけに、その隠し場所を伝えたのです。

すべての人々に、どんなことが起きたのか、真実を知ってもらうためこれらの文章を公表してほしい、という遺言とともに。  

https://amzn.to/49IInyuより引用

もうあらすじを読んだだけでワクワクするような内容の本だということが分かると思います。

 

実際に図書館で読んでみてめちゃくちゃおもしろい本でした。

 

特に印象に残っているのが、宗教特有の慈善事業に見せかけてその資金を不正にマネーロンダリングに使用していたという人の善意を踏みにじる行為を宗教の総本山であるバチカンの組織が行っていたという内容。

 

いつの時代も権力が集まるところにはお金が絡むという教訓と権力は腐敗してしまうということを痛感する本です。

 

本当宗教とお金って歴史的に密接に絡んできている分野ですよね。

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また宗教関係の事業って課税も免除される傾向にありますから、

それを利用して私服を肥やす輩がいるということです・・・

 

人間って弱い生き物だから・・目の前の誘惑に負けてしまうのです。

 

バチカン株式会社(銀行)はウィキペディアもすごく内容があっておもしろいので、

上記の本と一緒に読むとさらに楽しめると思います。

ja.wikipedia.org

それではまた!

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書評「ロンバード街 ロンドンの金融市場 岩波文庫」金融の本質と中央銀行の役割が分かる読み応えある本です。

こんにちは水野五郎です。
本日が5月の最終日ということで、5月とは思えないほど暑いですね・・・

 

今年の夏はとんでもなくやばいことになりそうですね。

さて、今回は久しぶりに書評の記事「ロンバード街 ロンドンの金融市場」について

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中央銀行と金融の役割をイギリスのロンバート街を解説することを通じて学べる読み応えのある本です。

 

銀行の「信用創造」「取付騒ぎ」などの重要ワードも具体的な例を出しながら詳しく解説されている本になります。

 

書評って感じじゃないな・・・

 

中央銀行って現代は国の中にあるのが当たり前ですけど、

この本が書かれた時代には当然中央銀行の制度などはなかったということで、

イギリスで預金量の多い銀行が次第に中央銀行の役割を担う歴史的経緯が示されているので、金融をがっつり学びたい方にはおすすめの本になります。

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書評「小泉信三―天皇の師として、自由主義者として」慶應義塾で福沢諭吉の次ぎに有名な人物なのを知りませんでした。

こんにちは水野五郎です。

最近書評の記事を全然書けずに申し訳ございませんでした。

一応図書館に行くなど読書自体はしております。

 

さて、今回書評していくのは「小泉信三―天皇の師として、自由主義者として」です。

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小泉信三という人物を皆様はご存じでしょうか?
私は恥ずかしながら本書を読むまで全く知りませんでした。
慶應義塾で福沢諭吉の次に有名な方だそうです。

ja.wikipedia.org

小泉 信三(こいずみ しんぞう、1888年明治21年)5月4日 - 1966年昭和41年)5月11日)は、日本経済学者慶應義塾帝国学士院会員を歴任。

イギリス古典学派リカード研究のほか、日本における社会思想研究の先駆者として活動するとともに、マルクス主義への容赦ない批判者として、自由主義の立場から『資本論』の内容をめぐって河上肇や、櫛田民蔵との活発な論戦を展開した。

上記サイトより引用

 

僕もマルクス主義は一種の宗教だという認識をしているので現在に生きていたらなかなか気が合いそう。

 

マルクスの資本論はただ難解に表現してるだけで、

あれは読解に労力を使わせるだけの宗教本だという認識です。

 

共産主義が資本主義に駆逐されたのは歴史が証明してますよね。
競争なき世界に発展はないですから。

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彼の人生を辿ると戦前、戦中、戦後の激動を生き抜いたということで、

読んでいてすごくおもしろかったです。

 

また慶應義塾での塾長としての研究・教育活動、

天皇陛下の師としての一面ととても多面的で濃い人生を学べるのでおすすめです。

それではまた!

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書評「勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇」講談社ノンフィクション賞受賞する理由も分かる。高校野球の光と影のありのままが書かれてる。

こんにちは水野五郎です。


本日はGW最終日ですね・・・ 

組織で働いていた時は本当憂鬱でしたね。


自営業になってからは平日に早くなってくれないかなと思います。

 

さて、今回書評していくのは「勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇」という本です。

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私は野球というスポーツが大大大好きです。
バスケやサッカーも見ますけど、やはり野球が一番好きです。

 

さて、日本での人気スポーツ「高校野球」
私は華やかなイメージのものは必ずその影の部分も色濃くなると思っています。

 

広陵高校の暴行事件 九州国際大付属のスパイクでの暴行ともう犯罪としか言いようがない事案が起こっていますよね悲しいことに。

www.asahi.com

news.yahoo.co.

本書でも書かれてましたけど、

甲子園の魅力って関係者からすると「麻薬」に近いものがあると表現されてました。

 

僕はある意味間違ってない言葉だなと思います。

標記の本は「勝ちすぎた」というところが肝です。


北海道の高校が全国制覇なんて無理だと言われていた時期に全国制覇+連覇ということで野球史に残る躍進だったそうです。

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この本の良いところは勝ち続ける怖さ 
そして周りからの眼が変わることで監督自身も無意識に変わってしまうこと。

 

高校生のある意味暴力よりも鋭い言葉の暴力など。

とにかく高校野球の負の側面を嘘偽らずに余すところなく書かれているところが素晴らしい本だと思います。

 

優勝した翌年はマスコミからもちやほやされて練習にならない。
高校生だから勘違いしてしまい、そこから不祥事になって掌を180度返されるということの顛末まで余すところなく書かれています。

 

監督もなかなか性格の濃い方で読んでいてあきなかったですね・・・

 

この本は良いところも悪いところも中立的な視点で書かれているところがおもしろさの核です。

 

ぜひノンフィクション系が好きな人は読んでみてはいかがでしょうか?
本当賞をとっているのが納得のおもしろさの本でしたね。

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書評「比叡山 (講談社学術文庫 2878)」宗教と経済ってけっこうつながりがありますよね。

こんにちは水野五郎です。
4月ももう終わりますね。

 

来週からゴールデンウィークですかね・・・
旅行に行く!という方もいるのではないでしょうか?

 

最近の物価高で厳しい経済状況だから我慢の人が多い気がするな。

 

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さて、そんな旅行に関連付けて 読んで面白かった本を紹介します。
今回紹介していくのは「比叡山 (講談社学術文庫 2878)」です。

歴史を学んだのち、再び同じ路をたずね、峠を越え、川を渡りながら、仏教美術学者はあることに気づく。

自然の山、川、その位置を度外視して、決して歴史は考えることができないのだとーー。

天台法華宗の根本道場にして、学山として数多くの高僧を輩出した比叡山
その3塔16谷の霊谷を案内しつつ、歴史地理というユニークな観点から、1200余年にわたる叡山の宗教と歴史をひもとく!

https://amzn.to/4sUYZJVより引用

ja.wikipedia.org

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教科書で必ず出てくる比叡山。
そんな歴史的な役割が大きな霊峰を少しおもしろい視点から書かれた本です。

特筆すべきところは建築物や資料、当時の経済状況などを絡めて記述されているところがおもしろかったです。

 

近江商人という言葉がありますが、比叡山は滋賀県にあるということで、

宗教と経済ってけっこう密接に関連があるのだなぁということが分かる本です。

 

仏教に限らずプロテスタンティズムと資本主義の倫理なんかもそうですけど、宗教とお金ってどの文化圏においても密接な関係がありますよね。

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滋賀県 近江の地 かっこいいですよね。
なんか賢くてスマートなイメージがある県。

 

読書で旅行気分を味わうというね・・・

ぜひ読んでみてください。

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書評「増補新版 アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在」アメリカの大学システムは特有ですね。

こんにちは水野五郎です。
もう4月も後半ですね。

 

退職した会社はさすがに各部署の決算業務は終了して、

総決算作業をしているところかな・・・ 地獄が繰り広げられますからね。

まあ僕はもう退職したので、知るよしもありませんが・・・

 

ムームーサーバー

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さて、最近は物価高で本の値段が高いのが勘弁してほしいのですが、

読みたいのでどうしても購入してしまうんですよね。

 

図書館も利用してますけど、

やはり自分で線を引いて読みたい欲がどうしてもあってね・・・

 

今回書評していくのは

「増補新版 アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在 (中公選書)」です。

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値段はそこそこ張りますが、

値段以上の価値はあった本でめちゃくちゃおもしろかったです。

 

世界経済や学術を牽引するトップ国はアメリカで間違いないでしょう。


大学や学術関係も中国が猛追はしてきていますけど、いまだにアメリカが世界で一番の大学システムを抱えていることに異論はないと思います。

www.global-study.jp

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この世界のイノベーションを生み出す根底にはアメリカ特有の大学システムを詳細に解説しているのが本書になります。

 

本書を総括すると他の国とは大学システムが全く違うし、

社会の大学システムはその国の文化や法律、

慣習に影響を受けるということが分かります。

 

日本はアメリカの制度をまねしてますけど、

同じように機能することは絶対にないと断言しますね。

 

良いところをつまみ食いするところが大事だと個人的に思います。
それでは印象に残ったところをピックアップしていきましょうかね。

ムームーサーバー

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①アメリカは私立大学だから自分でお金を稼いで経営していると勘違いされがちだが、研究費の7割以上は政府からの競争的資金が提供されている。

日本の勘違い文科省の法律って的外れな政策しか策定しないことが有名ですね。

文部科学省-揺らぐ日本の教育と学術 (中公新書 2635) amzn.to
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アメリカの大学は私立大学が多い+研究成果もトップの私立大学が出している!だから日本の大学も稼いでください!みたいな風潮ありますよね。

アメリカの大学が収入源を多角化しているという意見は確かに正しいですけど、

研究費の7割以上はアメリカでも政府が提供する資金です。

 

NIHやNSFといった機関が研究資金を提供しています。

(本書P24より)

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

日本も競争的資金の制度はこれと酷似した制度を採用しています。


直接経費に対して、間接経費(何に使用してもOKなお金)30%ルールはアメリカのものを完全に模倣してますね。

www.mext.go.jp

私立大学だから自分で研究財源を生み出しているというのは大きな勘違いで、

上記機関へ応募して政府の補助金が研究を支えているということを言いたいのです。

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②現在は政府からの資金提供が大きな割合を占めるが、研究費を提供する主体(本書ではパトロネッジ=パトロン)は時代ごとに違う

この本の良いところは大学とお金の関係を俯瞰的に捉えて、

丁寧に説明してくれているところが素晴らしいところだと思っています。

 

どういう歴史を辿って、

今に至るのかがどの項目でも説明されているのが良書だと思う理由の一つです。

 

アメリカでも資金の提供主体は現在の政府中心になるまでの経緯が記述されています。

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③大学や研究機関が発明された成果物の権利をどうするかのせめぎ合い→大学等がライセンスを独占していいのか?の葛藤を得てバイドール法という形で結実。

特許 研究で生み出した成果をマネタイズするとなると公と私のせめぎ合いが起こるわけです。

 

製薬会社なんかは特許で権利を囲わないと莫大な開発投資が意味のないものになってしまうので、ここのせめぎ合いや調整をしたうえで制定されたのがバイドール法という形で結実したのがアメリカだと記述されていましたね。

www.patentresult.co.jp

ここのルールを策定する力もさすがアメリカだなと思わされます。

 

ロリポップ!

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こんなところですかね。


大学と研究資金というおもしろいトピックかつ読みやすい本なので、
ぜひみなさんも読んでみてください!

 

それではまた!

 

書評「ベンチャーキャピタル 未来をつくる者たち 上下巻」なぜアメリカで世界を変える企業が出てくるかが分かる本

こんにちは水野五郎です。
4月ももう半ばですね。

 

新社会人の方々は疲れがたまってくる時期ではないででしょうか?
そんなときはゆっくり休んでとにかく寝ることが大切ですね。

 

ムームーサーバー

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さて、今回は久しぶりの書評の記事ということで、

仕事関係で勉強になる本を紹介しましょうかね。

 

 

今回紹介するのは「ベンチャーキャピタル 未来をつくる者たち 上下巻」です。

やよいの青色申告オンライン

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唯一日本人で出てくるのはソフトバンク創業者の孫正義さんです。
やはりシリコンバレーで戦ってきたすごい方なのが分かりますね。

ja.wikipedia.org今も生成AIにバンバン投資してますよね。
そして、プロ野球も強い。

 

ムームーサーバー

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さて、そんなダイナミックな世界 

シリコンバレーで才能ある若い人たちと出資者(ベンチャーキャピタリスト)がどのように世界に革命を起こす製品やサービスを生み出していくかが書かれた本です。

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それでは印象に残ったところはピックアップしていきます。

 

①ヒットじゃなくて満塁ホームランを狙う。

世のなかはリスクとリターンは比例します。


低リスクでハイリターンなんて都合の良いことはないです。

シリコンバレーのビジネスは全力で満塁ホームランを狙いに行くスタンスです。

 

当然失敗した事業の方が何百倍の方が大きい。
ただ1回当たるとその失敗の何百倍のリターンを得るために行動するのがベンチャーキャピタリストです。

 

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②革命はやはり若者+経験を積んだその才能を活かすベテランタッグが成功する。

本書の登場人物の構図を示すと、
開発者=若者 
ベンチャーキャピタリスト=経験を積んだその才能を活かすベテラン
というような構図になっています。

 

当然若い人のぶっとんだ発想ですから、一緒に働きたいかと言われると・・・

尻込みしますが、そのぶっとんだ行動を許容して大きく才能を開花させる忍耐力がベンチャーキャピタリストにはありますね。

 

やはり世の中を変えるためには対立や摩擦は避けられない。


しかし、それをうまく乗り越えたらとんでもない成果が生まれるということを改めて痛感させられますね。

 

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こんなところでしょうか やはり文化が成功を作り出すというのはレアルマドリードの本でも書いていたので、文化が大切な気がしますね。

日本には日本の文化があると思うので、

その良さを活かして世界をよりよくしていけたら最高だなと思います。

それではまた!

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