知っておくと得する会計知識214  関西は昔から商売上手だった 阪神電鉄を例に

お疲れ様です。甲子園で熱闘が続いておりますね。

聖光学院VS仙台育英の試合のレベルが高いですね・・・

どちらが勝つのでしょうか?

 

さて本日のテーマは野球から題材をとって阪神電鉄について

この会社は現在の阪神タイガースの親会社です。ぶっちぎりで人気の球団と言っても差し使えないでしょう。

阪神電気鉄道 - Wikipedia

 

プロ野球「経営」全史 球団オーナー55社の攻防 中川右介」を読んでいるのですがこの本が非常におもしろいので、おすすめです。

 

この本から内容を少し引用しつつ、阪神電鉄にまつわる関西の商売上手な一面を紹介していこうと思います。

 

この阪神電鉄は民間鉄道です。しかし、創設にあたり日本は官が強い国柄ですから官設鉄道の東海道線が既に関西に敷設されていたため、会社創設に難色を示していたようです。

 

ここで関西特有の商売上手さで乗り切ります。鉄道ではなく「軌道」の会社ということで申請を行ったのです。この軌道とは「路面電車」のことです。鉄道と路面電車はそれぞれ法律が異なります。(現在の幼稚園と保育園の所轄が違うようなものです・・)

 

この路面電車ということを押し出して無事会社設立を成功させます。

実態は鉄道会社ですがあくまで路面電車の会社で通したのです。名実ともに鉄道会社になるのは1987年です。70年以上建前は軌道で通していたのです。

 

こういうしたたかさが仕事で結果を出すには大切ですね・・・