もうすぐ2024年が終わります。みなさんにとってはどんな年だったでしょうか?
私は来年はもうBリーグの各アリーナへ観戦に行くことを予定しております。
Bリーグの素晴らしいところは地方にチームの拠点を置いているところと経営的にもかなりおもしろい制度を採用しているところ
地方 経済 と僕はBリーグが一番、地方創生への可能性を感じています。実際私の住んでいる地域では平日に4000人もの観客が試合に集まったのですから。やはり現場を見ることの大切さを痛感させられました。
さてBリーグが採用している「サラリーキャップ制度」について解説します。スポーツリーグ運営の仕組みはアメリカのものが一番事例も多く参考になるのは間違いないです。(逆に義務教育制度などは日本のものが至高だと思っています。いま崩壊の危機ですが・・)
サラリーキャップ(Salary cap)とは、各プロスポーツチームが、所属する選手に支払う年俸総額、あるいはチームの総予算を、毎年リーグ全体の収入に基づいて上限金額を調整し、規定する制度である。スポーツの分野、またはリーグの違いによって詳細は様々である。
上記がサラリーキャップの概念です。簡単に言うと選手の年棒の上限やチームから出す選手のお給料の総額に制限を設ける仕組みのことです。
この制度があることによってスポーツで最も大事な「試合の戦力均衡」が保たれ、リーグの価値が上がっていくというとても上手い仕組みです。
(ワンサイドゲームは観客がおもしろくないですよね・・)
さてこのサラリーキャップ制度 Bリーグの概要を見ていきましょう。
以下の金額は2026年からの選手個人の年棒金額設定です。
2026年から
新B1「Bリーグ・プレミア」(Bプレミア)
上限8億円、下限が5億円
新B2「Bリーグ・ワン」(Bワン)
上限4億円、下限1・5億円
新B3「Bネリーグ・ネクスト」(Bネクスト)
設定なし
金額はすべて税込。
2026年から名称が現在(2024年12月28日)のB1~B3までのものが上記の名称に変わります。おそらく数字だけだとただの格差を感じる印象を受けるため、名称を変えるのでしょう。
このサラリーキャップがあることで財務的な安定が保障されるように上手い制度設計がなされています。ちなみにB3の金額上限がないのは当然B3は人件費に何億とつぎ込むのは現実でほぼない+それ以上つぎ込んでも勝ちたいという意思を尊重すると私は受け取っています。
野球のNPBの最高年棒が1年5億クラスが最高ですから、いかにBリーグが攻めているのかが分かります。人件費がどの世界も一番かかりますが、魅力を提供するのは人ということで難しい両側面を持っている人件費でございます。
