知っておくと得する会計知識416 リースの市場規模とデータについて

こんばんは 大量にお酒を飲むと体の自律神経が乱れます。

つい先ほどまで寝ておりました。

 

今回のテーマは「リースの市場規模と物件別の割合」について

リースというのは、「賃貸借を中核としサービスやファイナンスなどの要素をも包含した複合取引」のことです。

(図解入門 リース取引の基本と仕組みがよ~くわかる本 秀和システム 加藤著」

より引用以下この本をもとに解説)

 

リースというのは解説を読んで勉強はしているのですが本当に難しいです。

我が会社でもこの取引を使っているので、四苦八苦しながら仕事を進めております。

 

さてリース取引ですが、2021年を調べてみると以下の通りのデータが得られました。

 

◆ リース取扱⾼・リース設備投資額
日本国内の2021 年度のリース取扱⾼は 4 兆 2,186 億円、前年度⽐ 8.1%減、リース設備投資額は 3兆 9,617 億円、前年度⽐ 7.7%減、リース取扱⾼及びリース設備投資額は 2 年連続の減少を⽰した。


◆ リース⽐率
2021 年度のリース⽐率(⺠間設備投資に占めるリース設備投資額の割合)は 4.52%企業の設備投資の約 5%がリースを利⽤している。


◆ 機種別リース取扱⾼
「情報通信機器」(6.2%減)、「事務⽤機器」(12.1%減)、「産業機械」(14.5%減)、「⼯作機械」(19.3%減)、「⼟⽊建設機械」(2.3%減)、「輸送⽤機器」(1.2%減)、「医療機器」(3.9%減)「商業及びサービス業⽤機器」(7.1%減)と、全ての機種で減少を⽰した。


◆ 企業規模別及び業種別リース取扱⾼
「官公庁・その他」(6.3%増)は 2 年ぶりの増加を⽰した。全体の 5 割を占める「中⼩企業(資本⾦ 1 億円以下及び個⼈事業者)」(8.6%減)は、2 年連続の減少、「⼤企業(資本⾦1 億円超)」(12.2%減)は 2 年連続の減少を⽰した。
「製造業」(9.3%減)、「⾮製造業」(9.2%減)はそれぞれが 2 年連続の減少を⽰した。


◆(参考)連結リース統計(2021 年度)
2021 年度のリース設備投資額は、連結ベースで 7 兆 4,613 億円、前年度⽐ 8.7%増とな
った。内訳は国内が 5 兆 6,049 億円(0.2%減)、海外が 1 兆 8,564 億円(49.0%増)となっている。

https://www.leasing.or.jp/statistics/docs/2022_04.pdfより引用

 

上記のデータを一言でまとめると

日本のリース使用の割合は減少をしているが世界ではものすごくリース取引が増加しているということ。

まあ表面的に理解するとそれだけ日本が設備投資に資金を回せていないと読み取ることができますが、リース取引のメリットを日本はあまり感じてないというのが正直実感とに近いような気がします。

 

日本のリース取引が海外と比べて特殊なのは会計基準IFRSなどと大きく違っていることからも分かります。

 

うーんリースって難しい・・・ 我が社はパソコンや玄関のマットやモップをリースさせていただいております。