おはようございます。最近目が覚めるのが早いです。
来週から一応仕事へ復帰する予定です。嫌ですね あの環境に戻るというのは
できる限りやりたいことを休職の間にしておきたいと思っています。
今回書評していくのは、「堤康次郎-西武グループと20世紀日本の開発事業 中公新書」になります。私の贔屓球団である埼玉西部ライオンズの源流 西武グループの創始者になります。
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この西武グループの創始者である堤康次郎を一言で表現すると豪快かつ女癖の悪い男といった印象です。あまり良いイメージは読んで湧きませんでしたが、こういう世界もあるのだと知る分にはおもしろかったです。
それでは書評していきます。
①土地を使ったビジネスは上手くいけば儲かる。
今の阪急鉄道や三菱地所などもそうですが、土地を使った不動産ビジネスは動く金額が大きいことから儲かります。西武グループも一緒で事業の中核にはやはり土地があります。立地の良い土地を持ってビジネスを行うことで莫大な収益をあげていたみたいです。もちろん商売上儲かるという未来を見通す経営者としての能力は必須になりますが・・
②堤康次郎は女癖が悪い
本書に限らずウィキペディアなどを見たら分かりますが、とにかく性格が豪胆で女癖が悪い性格をしています。
家庭での康次郎は亭主関白そのものだった。(略)義明の返事や対応が気に入らなければ、すぐに暴力に及び[18]、義明に「生きた心地がしなかった」といわしめる雷帝振りを見せたこともあった[19]。4人の女性との間に五男二女をもうけた。
一方で康次郎は、顧客は絶対に大事にして、会社内でも社員を気遣い、また徹底的に任せきるなど家庭とは異なる一面を見せた。
土地の買収などもやり方がかなりダーティな一面がこの本には収められています。
経営者はサイコパスな人間も多いといいますが、堤康次郎もその一人でしょう。
あまり見習いたくはないと感じました。
③商売の才能は本当
今も残る西武グループの創始者ですから経営能力や商売の才能はありました。
彼は近江商人発祥の地で生まれ育った人物で早稲田大学在学中に起業を行いました。当然成功ばかりではなく、失敗もしたみたいでそこを乗り越えてこそ今の西武グループの繁栄があるのだと感じました。
傍から読んでいる分には豪胆ぶりがすごいですが、現実世界では絶対に関わりたくないなというのが正直な印象です。不動産ビジネスって正直これぐらい豪胆じゃない務まらないのかもしれませんね
ソフトバンク有原や上沢みたいなサイコパス人間がいるのが本当に嫌ですね。
読み物としてはおもしろいので興味ある方は読んでみてください。
