知っておくと得する会計知識146 資産評価は取得原価による評価と時価評価の2種類

お疲れ様です。今日はなんだか昨日より涼しいような気がします。

 

さて本日のテーマは「資産の評価」について

資産というと日常生活で使う語彙のイメージと会計上で使う言葉のニュアンスがちょっと違います。

 

会計での資産の定義は、会社が持っている財産のことであり、貨幣を尺度とする評価が可能で、かつ将来的に会社に収益をもたらすことが期待される経済的価値のこと

資産 - Wikipediaより(若干修正)

 

意外と範囲が広く定義が難しいため簡単にまとめると、商売や金融で利潤を出すために使われる物や権利のことと私は捉えています。

 

日本の会計基準では、この資産を以下の2種類に分類します。

①事業用資産

②金融資産

 

①が事業で使う一般的なもの(機械や土地、ソフトウェアなど)

②は有価証券や貸付金、繰り延べた税金(将来払う税金が減るから資産)などです。

 

そして標題の通り、①と②で評価基準が違います。

 

①事業用資産は取得原価主義が採用されています。これは資産を購入時の設置費や送料も含めて計上します。稼ぎを生み出すために使われるものですが、将来どれぐらい儲けられるか分からないため取得時点での価値を帳簿に記載します。

 

②金融資産は、現在の市場価格を中心として時価で評価されます。金融資産が市場価格で評価される理由は、誰にとっても市場価格に等しいだけの価値を持っており、売却しても事業に影響がないからです。

 

今日はここまでにしたいと思います。明日も仕事がんばるぞ(;.;)

https://www.zare-kiji-tukai.com/entry/Genba_Nekoより引用