お疲れ様です。浜松開誠館VS北海 ものすごく熱い試合でしたね。
コロナがおさまって練習量が復活したのかレベルがコロナ下の時より格段に上がっていますよね。
さて話を切り替えて今回のテーマは「近畿大学の財務分析」です。
この近畿大学は私立大学の中で最も経営が上手いといっても過言ではないと思います。
阪神の佐藤輝明選手の母校でもあります。良いところはまねるこれにつきます。
それでは成功の要因を財務情報を使いながら解明していきましょう。
www.kindai.ac.jp よりデータ抽出
学校法人ですので固定性配列法です。圧倒的な純資産があるのが分かります。
この純資産の割合が多ければ多いほど経営が安定しているのは、学校法人も一緒です。
①病院を持っている
国公立大学も同じですが病院事業を抱えていないところは財政的に厳しいです。
統計も医歯薬の学部を持っているところと持っていないところを分けている資料も多いです。それぐらい医療事業が大学の財政に占める割合は大きいのです。
②理工系中心の学部が多い
理工系の学部はどうしても研究に金がかかります。その分研究資金や外部資金も莫大なお金がかかります。私立で理系の学部をまわせているということはそれだけ経営体力がある証拠です。
③中長期的な視点が明確
近畿大学といえばクロマグロの完全養殖が有名です。これ研究に何年かかったかご存じですか?正解は研究開始から42年目です。この長い視点を持って昔から方向性を持って経営にあたっていたことが今の成功につながっていることは間違いないです。
(やさしくわかる学校法人の経営分析 有限責任監査法人トーマツ P265より引用)
本来こういう役割は国公立大学が担うべきだと思いますが、今はどこも短期で成果を求められる傾向が強いです。
④広報が明確で学生納付金も全国一番
私立大学は学生納付金が財政の多くを占めます。関東の立地やブランドに負けていない証拠でしょう。広報やPRが上手いのだと思います。
こんな感じですかね。もっと分析すればまだまだ長くなりそうですが・・
研究者同士だけでつるむのではなく学生の方を向いて教育活動は行ってほしいものです。