知っておくと得する会計知識222 昔は鉄道 現在は電力会社が安定社債の筆頭

お疲れ様です。明日会社に行きたくない・・・

このそわそわ感は久しぶりな気がします。気を紛らわせるためにブログを書きたいと思います。

 

今回のテーマは社債と電力社債について

 

私は株式やら社債やらの金融的な取引でお金稼ぎするのは大嫌いなのですが、大きい会社や研究機関は資金がないと事業が営めないため、金融的な技術を使って利ざやを稼ぐ必要があるのです。いわゆる必要悪というやつですね。きれい事だけじゃ生き残れない。大嫌いな銀行と構図は一緒です。

 

さてよく混同しがちな株式と社債について

 

社債企業が投資家から事業資金を借り入れるため、借用証書である債券を発行します。そして、返済日が来たら返済しなければなりません。一方、株式も、投資家から事業資金を調達するため、株券を発行しますが、社債と違って返済義務はありません

financial-field.com より引用

株式は返還義務はないですが利益が出たときにはその利益分をもらえます。

社債は言葉の通り「会社が発行したの債権のこと」ですので必ず返す必要があります。

(会社が倒産したら返ってきませんが・・・)

株式は高リスク高リターン 社債はローリスクローリターンの認識です。

 

国債や地方債などという言葉を聞くと思います。これは国や行政機関が発行するものなので税金で高リスクをとり大損してしまうと国民の怒りが爆発するため、社債の仕組みが使われています

 

話が長くなりました。本題に入ります。

日本は、鉄道の満州鉄道社債は優良の債券の一つでした。国鉄などもそうでした。

社債で心配する必要があるのは倒産しないかどうかです。返さなければならないとなっているのですから。

 

鉄道や電気業界は当然政府の後ろ盾があります。政府の貨幣的信用がなくなったときは国が終わることになるため日本はお金の回収どころではありません

 

大学なども財政難のため決算報告を見ると社債東京電力などの電力会社をよく見かけます。実はこの電力社債はある特例が認められているため、公的機関や大学も積極的に購入をしているのです。

 

電力債とは、電力会社が発行する債券をいう。電気事業法に基づく社債の一種で、一般事業債と区分される。一般事業債は担保がつかない無担保債が多いのに対して、電力債には他の債権者に優先して弁済を受けられる一般担保という特殊な担保がついている

電力債|証券用語解説集|野村證券より引用 

 

担保が他の債券と違ってついていることが公的機関や大学が積極的に購入している理由です。銀行預金の低金利よりは社債を購入してお金を増やすということをしているのです。

 

まあ一般人の私にはあまり関係ないですが、投資を考えている人は電力債どうでしょうか?