わたしと桂ヒナギク㊿ 少年誌の読者って正しいものが好き→その「正しさ」を常に自問自答できる人間性がヒナギクたる所以

ハヤテのごとく 完全版より引用

まだ50回ぐらいしか彼女の魅力を伝えていないのか・・・・と思う私でございます。

一日2回記事を投稿する日もありますが本当に彼女を語らせたら無限に記事が書けます。一応節目ということで本記事では彼女を深く考え伝えることにします。

 

本日の1枚目の画像ですが彼女の性格を捉えるうえでとても重要なシーンの一つだと私は思っています。どこが重要か、意味、わかるか?

最後のコマだと思った方

 

 

 

 

 

不正解です。

 

解説します。

重要なのは授業が始まっているのにヒナギクは授業に出ていないことです。

彼女は授業という学校生活で一番重要な社会的価値観を捨ててスズメの子どもを助けたことを選択したのが素晴らしいのです。弱い人間だったら授業に出る方が得だとか、サボるなんてけしからんと言うでしょう。

 

漫画といったらそれまでで議論は止まりますが、こういうところがヒナギクをたまらなく好きな理由です。

 

そしてヒナギクは「自分の信じた正しさ」が本当に良かったものか悩むところがいいのです。

例えを出します。戦争は国と国同士の正義、いわゆる正しさのぶつかり合いです。

戦争はこの正しさを確信するために国家を挙げて犠牲を出しながら勝敗を決める悲惨な営みです。そこに自省はないのです。

自分の信じた「正しさ」が偽りだと気付いてしまったら戦争は負けます。

 

自省ができるって素晴らしい美徳だと私は思うのです。

悩みがない人間なんていないし、逆に迷いや悩み等、何もない人は怖いです。

 

ヒナギクは語っても語りつくせませんね・・・・

今日は節目の50回目ということで少し真面目な記事でした。