ガールズバンドクライ 制作陣のインタビューを見て思ったのは成功する道筋がきちんと描けている。

本日休みをもらいました。何か真面目に働くのがアホらしくなってしまいまして

一生懸命やったって仕事増やされるだけなのでもう開き直って休み取りました。

有給は40日以上余ってるし

 

今回は、下記のガールズバンドクライの記事を解説していきます。

今最も勢いのあるアニメで間違いないガールズバンドクライ やはり制作陣の意図がしっかりあるのが成功の秘訣だと実感しました。

japan.cnet.com

まず述べられているのが作画表現についてでした。

ガールズバンドクライは常々私は挑戦 挑戦の意思を感じると書いておりますがやはりアニメを技術的な側面でも追及していると思っています。実際その通りでした。

 

映像表現の特徴として、平山氏は「手書きの作画アニメでもなければ、普通のCGアニメでもない“イラストルック”でのCGフルアニメーション」と説明する。

イラストルックについて、東映アニメでは2022年に公開されたアニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」と「THE FIRST SLAM DUNK」を手がけたが、製作する際に標榜したのは“原作者の絵をそのまま動かすこと”であり、そのために独自に開発した技術を用いたという。

 

そらあの神映像が作れるわけだと納得しました。こんなすごい方が作成に携わっていたのか・・・

 

そして視聴者の割合内容についての記述

海外からの再生が全体の約60%にのぼる。なかでも国別で見るとタイやインドネシアからのアクセスが上位にきており、最近は米国や台湾からも見られるようになっているという。また、こうしたジャンルは男女比で男性が9割以上になる場合も多いなか、女性が15%ほど

 

日本の強みを海外で発揮していることが分かります。日本のコンテンツをビジネスにする。これは任天堂SEGAも一緒です。どうしても経済は日本だけでは少子高齢化で先細るのは間違いないですから海外の方を取り込めないと終わります。そして、ガールズバンドクライは、女性にも響いているということ。これ詳細は後述します。

ガールズバンドクライより引用

平山氏は、映像表現の目指すところとして「CGアニメならではの利点や特徴を推し進めたほうが、日本としてのCGアニメの生き残る道がある。

はいもうこれ成功する原則中の原則です。強みを活かす これですよ。アニメ業界に限りません。難しいのは強みだと思っていたことが周囲からそれほど強みに見えないことがよくありますが・・(´;ω;`) 

しっかり強みを自覚してそれを伸ばす努力をしたものは無敵です。

 

そしてここから僕はものすごく共感しています。

難しい状況にある女の子たちが頑張るストーリー--川崎を舞台にした理由

これですよね 私小学校の教員していたから分かります。現代の方が変化が激しく子どもたちがおかれている環境は厳しい。不登校数は過去最多 子どもが減っているのにですよ。そして、もう現場の子どもと向き合ってきた先生方が昔に比べて今の方が圧倒的に難しい時代になっていると口をそろえて言っています。

 

若い世代に向けた作品を作りたいと思案するなかで、そういった世代が社会に出ていくにあたって、経済的にも社会的にも厳しい環境にあり、選択肢が少ない状況にあることを踏まえ、女の子たちが難しい環境に置かれながらも頑張るストーリーのほうが、若い世代に共感を持ってもらえると考えた

 

もうここにガールズバンドクライの本質が詰まっています。

まずね若い世代に見てもらいたいというのがいい! 日本は少子化の中でですよ。

もちろん海外の若者も見据えているのでしょうけど。そう若い人が入ってこないコンテンツって衰退するんですよ。

 

そして、ガールズバンドクライは現実から逃げない。これです。

そういった世代が社会に出ていくにあたって経済的にも社会的にも厳しい環境にあり、選択肢が少ない状況にあることを踏まえ、女の子たちが難しい環境に置かれながらも頑張るストーリー

最近の転生ものばかり作るポピュリズムどもに100回読んでもらいたいところです。

そういつかは社会に出ないといけないのです。日本という国は、OECDの調査でも若い人は経済的、社会的に厳しいのです。

そんで選択肢が少ない これもそうです。多様化の時代なのにむしろ選択肢は少なくなっていると本質を制作陣が分かっているのです。

ガルクラの登場人物は、高校中退というおそらく最も選択肢が少ない道を歩むものばかりです。しかも女の子。

でも頑張っているんですよね。桃香さんは夜勤でバイトする。仁菜もバイトする。

 

バンドだけじゃなくてそういう泥臭いところをしっかり模写している。現実から逃げないガールズバンドクライが自分はたまらなく好きなのです。

 

川崎市は東京と横浜の間にあるなかで活気がある街であり、全国的に名前も知られて人口が多いこと、それでいて家賃が3万円台から住めるマンションもあることなどから選定。加えて、多国籍の人が集まる街という側面もあり、主要キャラクターには外国籍のメンバーも登場。街中の雰囲気も含めてリアリティのある世界観と表現ができることも、川崎市を選んだ理由

 

徹底してますよね方針が 

そしてもう一つの重要ポイントが下記の通り

バンド「トゲナシトゲアリ」は、5人で構成。そのキャストについては、一般公募によるオーディションで数千名の応募から5人を選出選考基準には“声優が演奏する”とは逆の“ミュージシャンがキャストをする”という発想のもと、演奏面を重視事務所に所属していないことも条件にしていたため、選出したキャスト5人は無名の新人という。

これなんですよ。ここも挑戦 挑戦の気概が伝わってくるわけです。

先の若い人に見てもらいたいという意図がもうキャスト選出の時点で一貫しています。

数千名の応募から5人を選出

そして、後半の記述からは事務所に所属していないことを条件としているなど若い人に挑戦する機会を与えたいというところも一貫しています。

普通のアニメなら実績のある声優抱える事務所から出すのです。でもこれじゃ事務所至上主義で新しい才能が生まれないですよね。僕この方針最高だなと思っています。

そして採用基準も明確。 曖昧な基準は仕事でもトラブルのもとです。

もうガールズバンドクライは全てが一貫している。

 

www.youtube.com

この魂に来るアニメガールズバンドクライ 見ないともったいないです。ぜひ!