こんにちは水野五郎です。
12月になりましたね。12月末でもう退職しますよ。
月初で現場は地獄でしょうがもう知らん。
散々やってきたのだから他の人に地獄見てもらわないと変わらないでしょう。
アホ管理職どもが残業もせずに帰宅するんやから給料分の働きはしろやという話です。
さて、今回書評していくのは「勲章の近代史: 権威と欲望のメカニズム」について
会社や官公庁で働いたことがある人なら1人はその組織にいると思います。
自分の出世にしか興味のない輩が。
僕は見てて滑稽だなと思うんですよ。
すがるものが役職しかないかわいそうな人なんですよ。
本当に見てられないし、すごくダサい。
だいたい出世って周囲の人々やお客さんから高い評価で認められてから後からついてくるものであって、それ自体が目標になってしまったら終わりでしょう。
それに似ていますよね。勲章制度は。
そんなことがおもしろく記述されている良書です。
けど一方で人間から認められたいっていう気持ちもよく分かるんですよね。
だって人間って社会的な動物ですから名誉や称賛の欲求は根底にあるんですよ。
それが良い方向に発揮されたらいいのにな・・と思いますね。
それでは印象に残ったところをピックアップしていきます。
①金を払ってでも勲章がもらいたい人とそれを売って現金に換えた方が得と思う人がいるからこそ需給関係が勲章に発生する。
勲章って雑に言い換えると認められた功績を形にしたものですから、
それをお金を出しても欲しい輩がいるわけです。
逆の見方をするとお金だけ出しても勲章ってもらえないわけです。
そこがもらえない人は魅力的に映るんでしょうね・・
そんな人間の本質というか根源の欲求を痛感させられる本でしたね。
②勲章にもランクがあって、3等以上を欲しがる人が多いと言う記述+会計検査院長、帝国大学総長、北海道長長官は2等と当時の社会的地位の高さを彷彿とさせますね。
本書の中で各役職でもらえる勲章の内容を示した図があったのですが(この図はめちゃくちゃ分かりやすくおもしろかったです。)会計検査院長、帝国大学総長(今で言う東大や京大の学長のこと)、北海道長官が2等とランクが上なんだ・・というのが印象に残りましたね。
時代によってその仕事や役職の評価って変わることの良い例だと思います。
会計検査院長なんてあれいらねえだろ・・
細かいところつつく前に政治家の会計検査やれよといつも思っています。
そっちの方がよほど税金を有効に使えるわ。
あと北海道長官が2等と当時国策上(今もそうですけど)北海道がいかに重要視されたかですよね。
何階級かあって3等以上が一種の目安だったみたいです。
私の覚えている範囲だと3等が高等師範学校校長(今の広島大学と筑波大学の学長)、
帝国大学教授がリストにあがっていましたね。
どうしても教育関係の内容に目がいくのは私の癖ですね。
こんなところですかね。
読み応えがあってとてもおもしろかったので、ぜひ気になる方は読んでいただければと思います。
