知っておくと得する会計知識243 減価償却が会計の世界で大切とされる理由

お疲れ様です。仕事をしているとエクセルというのは人類の叡智が作り出したものの一つだと痛感させられます。会計システムの混乱をいったんエクセルかCSVに出力して絞り込み機能を使うと解決へ向かいます。

 

私は持論としてエクセル、英語、人にわかりやすく教える力

この3つのうちどれかが1つが不自由なくでき、最低限のコミュニケーション能力があれば食べていくのに日本では困らないと思います。

 

今回のテーマは減価償却が会計で重要視される理由」について

減価償却は、会計の仕事をするか会社を経営するかしないとなかなか実感が湧きにくくく難しいと思います。ただこの減価償却という概念は組織を運営していくうえでとても大切です。

 

大切な理由は以下の通りです。

①税金を安くできる 

②運転資金(現金)が増加する

 

①税金を安くできる

 法人税を納める時に利益の額が占める割合より費用が占める割合のほうが大きいと課税額が少なくなります。利益の額に税金がかかるため、収益稼得に要した費用を多めに計上できれば納税額は低く抑えられるという仕組みです。

 

②運転資金(現金)が増加する

 これは難しい言葉で言うと減価償却の自己金融機能と言います。仮に100万円の車(資産)を一括払いで購入したとしましょう。初年度は一括払いですから100万円の現金がなくなります。ただ2年目はまた100万円を払わない=現金の流出はないですね。

 

つまり初年度のみ現金が流出した後は、費用(減価償却費)として会計帳簿に計上できるため運転資金が実質増加するという効果が発生します。当然費用として計上した分には法人税がかからないわけですから節税になるのです。

 

少し難しいですね・・・。うーんわかりやすい説明って難しい