おはようございます。今日は子どもの日ということで出生率は過去最少という悲しいニュース。若い人がいなくなる未来は滅ぶことは間違いないのですから何とかしてほしいものです。
将来へ希望が持てる未来にするために私はいいものはいい ダメなものはダメと言います。このブログの方針もそうです。そこはご理解いただければと思います。
今回のテーマは「東京六大学の入場料収入」について
現在はプロ野球や高校野球が人気ですが、戦前あたりは東京六大学野球の人気が圧倒的でした。この下記画像の本が良すぎてつい関連して記事を書きたくなるのです。
結論から言うと収入が現在の額にして3,300万円です。(積算根拠は後述します。)
この本は歴史を超えて貴重な資料として残ると思います。
それぐらい文献も充実しているしレベルが高い。
ということで標題のテーマに戻りましょう。
上記文献P119から引用させていただきます。
当時の六大学野球の観客動員は毎試合、ほぼ満員の状態。入場料の安い学生の応援が多くを占めたが、確実な入場料収入が見込めた。当時の入場料は、内野1円、外野50銭、学生30銭で、・・・
当時の1円は今の1円では当然価値が違います。文献で現在の価値はこれに約630倍をかけたものぐらいと記述されているため、内野席が630円 外野が半額の315円 学生189円となります。 破格の安さですね・・・
※ちなみに今インフレ基調ですが、契約とりかわす際に契約書の額面金額は円で変わらないため、インフレ前に契約書を取り交わすと実質その負債が減るため有利です。
知っているといつか役にたつかも・・・・
1928年(昭和3)年の明治の野球部収支が「明治野球史」に記されている。春秋の入場料収入が「五万五千円」とあり、そのうち約6割の「三万二千円」あまりが遠征費となっている。
まず何が素晴らしいかというときちんと明治大学野球部は収支簿を作成しているということ。帳簿をきちんと作成できる組織は強いのです。
また遠征費で海外に行ってアメリカや他国の野球を学んでいたわけですからいわゆる日本野球のための投資をしていたのです。これはビジネスともう変わらないわけです。
詳しい内容は本誌で読んでいただきたいのですが、この収入があり、早稲田、慶応、明治のいずれから毎年渡航していたようです。さすが経済的に強いといいますか今も有名私立として名を馳せている所以がここにも表れているような気がします。
それではまた!